有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

お米

稲苗づくりと畝づくり

しばらくの冷え込みのあと、急に暖かい日が増えました。

桜も短い見頃を終えて、いよいよ稲苗を作ります。

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といっても、この写真だけですけどね。

手回し式の苗床作り機から自動式に替えて、
作業が一気にはかどっています。
でも、最低3人いないと途中で床土補充のために機会を止めないと
いけないので、
もっぱら母が家にいるときの作業になります。

同時に、田植えまでに済ませたい仕事が盛りだくさんです。

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畝さえ作っておけば、あとは野菜の苗が育ち次第植え付けができるので
先に作っておきます。
今年は昨年よりも、種類少なく、数を多くしているので
作業的には楽・・・かも。

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畝立てマルチャーを使って、畝を立てつつマルチもかけていきます。

調整がうまくいかないと、何度も機械を止めて調整しつつの
畝立てになるので、最初にしっかり見ておきます。

ちなみに、この機械は後ろに下がりつつ畝を立てていくので
曲がらないように圃場に先に線をつけておく必要があります。

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曲がってしまったのを隠すために、斜めから撮影。

畝の中に肥料が来るように幅を想定して、
先に肥料を筋蒔きしていたんですが
畝間の計算を間違えてしまい、歩くところに肥料の筋が来てしまいました。

まあ、野菜の苗は畝間にまで根を伸ばすので、
逆に良かったかも。

今年も田植えが始まりました

5月の連休は終わってしまいましたが、うちでも田植えが始まりました。

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毎年のことですが、天候の影響で
稲苗の生育にばらつきが出ます。
今年の苗は伸びるのが遅く、まだ短いのですが
数百枚に及ぶ稲苗があとに控えているので
植えていきます。

といっても、植えた後に苗が水に沈んでも
枯れずに元気に伸びてくるので
根がしっかりしていれば大丈夫だと思っています。

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今年はどれだけまっすぐ植えられるだろう…

種籾の播種

今年もいよいよ、田植えの準備の準備、
種籾の播種の季節になりました。

数日間、水につけて発芽させた種籾を、
苗箱に撒いていきます。

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父、母、自分の三人で仕事を分担して作業。
家の倉庫の修理を隣で工務店さんがしているので
非常に騒がしい中を作業しています。

土、水、種籾、土、とサンドイッチしていきます。
終わったら、

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トップカーに積み込み、ビニールハウスで芽出しをします。

昨年は、コシヒカリと、京の輝きという酒米を作ったのですが
この京の輝きが、食味がモチモチしていて食用米としても美味しく
直売所でもよく売れてます。

今年も同じく、コシヒカリと京の輝きを作るので
食用米として販売してもいいかもしれませんね。

稲刈りが終わりました

9月上旬から始まった稲刈りも、やっと終わりました。

思えば、長雨や父の役の予定などで
かなりずれ込み、
例年より1週間ほど余計にかかりました。

それでも1週間で済んだのは、実はわけがありまして・・・

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うちの田んぼは、借りているものがほとんどで
今は8町ほどの広さになります。

当然、それくらいの広さになると、田んぼによって個性があり
よくできる田んぼ、そうでもない田んぼと
いろいろなのですが

今年はあまり、出来は良くなかったです。
実つきが悪いので、なかなか乾燥機が満杯にならない、
なので何枚も田んぼを刈る、
結果的に、早く稲刈りが終わった、という
あまり喜べない理由なのです。

そして、カメムシ被害が大きく、
等級も満足いくものではありませんでした。

特別栽培米にしてから、出来が悪くなった、と父は言います。
以前、化学肥料で作っていたころは、かなりたくさんのお米が収穫できました。
そのころに比べると、今はかなり少ないと思います。

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ですが、肥料を変えるならやり方も変えていく必要があって、
単純に、投入する肥料の量が足りないなら
もっと増やせばいい、という話になるのですが

散布したのが基準施肥量であるなら、田んぼに問題があるのか、
田んぼの土の、肥料を分解する力や、
肥料を含むことのできる力に問題があるのか、
そうなると、ワラの鋤き込み方や、田んぼを耕起する回数、
または微生物の量、といった話になるのですが

最近の燃料の値段や、米価では
投資としての微生物資材や、トラクターを動かすための燃料に
どれだけ使うか(先行投資としてのお金の使い方)も
考えなくてはいけないわけで。

そこは父も、かなり悩むところだろうなと思っています。

知恵を出し合って、僕は野菜の方でも家計を助けて
今後の方針を、考えていきたいと思います。

籾摺り

晴れませんねぇ…
稲刈りがまったくできません。
どうやら、今週いっぱいはできなさそうです。
台風も来ますし。

今日は、籾摺りについてです。

収穫した籾を乾燥機にかけた後は、
籾摺りという作業があります。
簡単にいうと、もみ殻を除去して、玄米にし、
袋詰めする作業です。

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乾燥が終わった籾は、このタンクへ貯めます。

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タンクへ貯められた籾は、
こちらの籾摺り機へ送られます。

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籾摺り機の中で、もみ殻が剥かれて

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剥かれたもみ殻は外へ

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玄米はこちらへ送られ、袋込みで
32.11キログラムが、米袋に入ります。

規格外の特定米穀、いわゆるクズ米はここで分けられ、
左側にある袋に入ります。

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玄米の詰められた袋は、農協の出荷日まで
このように保管します。

今の米袋は30キロですが、昔の米俵は60キロあったそうです。
それも、そんなに昔の話ではなく
祖父母の時代までは米俵が使われていました。

祖父母の話によれば、天秤棒の前後に米俵をひとつづつひっかけて
運んだり、
米俵を担いで梯子を上ったり、
女性も、背中に米俵を載せてもらって、運んだそうです。

昔の人の、体と力の強さに、驚嘆するばかりです。
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