有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

土作り

太陽熱土壌消毒を終えました

この度、太陽熱土壌消毒を終えました。

50mのマルチを4本分片付けるのは骨が折れました…

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マルチを片付けている際、カエルや虫、カニなどの死体があり
心の中で謝りつつ汗だくでマルチを巻き上げました。
汗だくになると汗がお腹まで流れてきて、
パンツの前が濡れておしっこ漏らしたみたいになるんですよね…

近くで見ると、土はこのような状態になっています。

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露地で太陽熱土壌消毒を行うと、大抵は土がふかふかになります。
うちのビニールハウスの場合、もともとが田んぼで
腐植がまだ足りないのでひび割れができています。

この状態では種や苗の植え付けがしにくいので、
管理機で浅く耕しました。

その際に感じたのは、ビニールハウス内の縁(パイプに近い部分)のほうが
土が団粒化しているということです。

ビニールハウスは外の環境を遮断しているようでいて、実は
外側からの雨水が土を通じて内側に染み込んできます。
それを防ぐために、ハウス周りに明渠暗渠を掘る方もいますが
うちでは掘っていません。

なので、ビニールハウスの縁の土は湿っていて、中央ほど乾いている状態に
なるのですが
乾燥は微生物にとっては住みにくい環境になるんですね。
そのせいで、太陽熱土壌消毒後のビニールハウスは
真ん中はひび割れ、縁はふかふかになったと思われます。

今まで、土の微生物を生かすには?をいろいろと考えていたんですが
乾燥させないことも大切だと、今回の太陽熱土壌消毒で気づきました。


そういえば、ある農家さんは、土の中の微生物を生かすために
冬でもビニールハウス内に潅水をするって言ってたな…
こういうことだったんですね。

ビニールハウスで初めての太陽熱土壌消毒

前回の記事の続きです。

ご無沙汰しております


梅雨時期と8月の長雨で病気が多発したビニールハウスでの
トマト栽培ですが、
気になりつつもタイミングが合わずにやれなかった
「太陽熱土壌消毒」を行いました。


「太陽熱土壌消毒」は、病気の元になる菌や土に潜む虫や草の種を退治したり
土の中の肥料分や繊維を栄養にする微生物を一気に増やしたり
といった効果があります。


農家さんによってやり方は様々ですが
今回は自分が試したやり方を記録しておきます。
なにぶんビニールハウスでは行うのは初めてなので、
そこは違うんじゃない?という部分もあると思いますが
ひとつの例として読んでください。

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こちらのビニールハウスは約3アールです。

用意したものは
・米ぬか 約90㎏
・菜種油粕 60㎏
・かきがら石灰 30㎏
土壌の微生物を増やして団粒化を促進するために、
バーク堆肥や稲わらなどの繊維質を一緒に鋤き込むのも
良いと思います。
今回はビニールハウス内のトマトと草を自走式の草刈り機で
細かくして鋤き込みました。


鋤き込みが終わったら、水を撒きます。

水を土の深部まで浸透させる必要があるので
露地でしたら雨が降った後
潅水設備があるビニールハウスなら10時間程度潅水する方もいます。
私は6時間潅水しました。


2日後、長靴に湿った土がつかなくなったら
透明のマルチを掛けていきます。

ビニールハウスを張替えた後の使用済みビニールを使う方もいますが、
ひとりで作業するには重いので
私は幅180㎝、長さ200m、厚み0.03mmの透明マルチを2本使いました。
0.02の方が軽いのですが、何度か使いたかったので
厚みのあるものにしています。
0.05mmのものもありますが、少し重いと思います。


透明マルチを広げる際、足跡が付くのはいいの?
と思う人もいると思います。
本当はフラットなままの土にかけるほうがいいのですが
そこまで気にしなくてもよいかと。


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しばらくするとビニールが曇ってきます。
同時に熱もかなり上がってきます。

放置する期間は2週間から1か月ほどと言われていますが
ビニールハウス内だと結構独特のにおいがしてくるので
そのにおいがなくなるまで放置する人もいるようです。


どぶ臭いにおい、と表現する人もいますが
自分の感覚ではどぶというより、なんとも形容しがたいにおいがしました。
ん~、いいにおいではないですね。

ご無沙汰しております

しばらくぶりの更新になります。

更新が滞っているときは、だいたい次の理由です。
・忙しくて写真を撮る気持ちになれない(汗だくになる夏は畑にカメラを持っていくのを
忘れがちになります)
・栽培がうまくいっていなくてブログを書く気持ちになれない
あとはブログに書くような進捗がないときでしょうか。

今回は2番目、うまくいっていないほうの理由です。

8月に入ってすぐ、3週間にわたり雨と曇りの日が続きました。

畑では湿気で病気が多発し、きゅうりやトマトに被害が出てしまいました。

特にビニールハウスのトマトには「灰色カビ病」「すすかび病」「斑点細菌病」が発生し
花芽は大きくなる前に黒くなり消えてしまいました。

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こちらはまだ元気だったころのトマトです。
ここからしばらくして病気が蔓延します。

病気の原因は高温と多湿です。
病気にかからないようにするには
・雨の日に跳ねた土が葉の裏につかないよう、マルチや敷き藁をする
・病気に負けないように丈夫な枝葉に育てる(窒素を与えすぎない)
・土に潜むカビなどの細菌を太陽熱土壌消毒で殺菌する
・高畝にしたり明渠暗渠を掘る、またソルゴーやギニアグラスなどの緑肥の根で
耕盤を破砕し、水はけをよくする
などの方法があります。

ビニールハウスの場合、湿気が溜まりやすくカビの温床になりがちなので
今回は太陽熱消毒を行うことにしました。
先日、ビニールをかけましたのでまたブログに書きます。

もみ殻堆肥の切り返し(2回目)

前回の切り返しから、2~30日後に2回目の切り返しをします。


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2回目の切り返しの時は、こちらの「VSあかきん」を
混ぜて切り返していきます。

ちょっと気づいたことがありまして、お昼前に材料を運ぶだけ運んで
お昼ご飯後に戻ると
袋が一部破られて、中身が出ていました。
カラスの仕業だと思われますが
中身はバーミキュライトという石なので食べられなかったようです。

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かけておいたブルーシートを外すと、たくさん穴が開いていました。
おそらく、ネズミが巣をしていたんだと思います。
動物も生きるために考えますね。

これを、少しづつ崩していきながら、隣に作った枠に移します。

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移していくときには雪かき用のスコップがあると
一度にたくさん移せるので捗ります。
それから、VS34を混ぜるときはアメリカンレーキがあると
便利ですよ。

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移し終わりました。
天気のいい日だったので、軽く汗ばみました。
1回目の切り返しの時は、枠におさめるのが大変なくらいの
ボリュームでしたが
2回目の今回はかなりかさが減りました。

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ちなみにこちらが1回目の切り返しです。


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ブルーシートをかけて、寝かせます。
60日置けば一応使えますが、切り返しが多い方が
いい堆肥になります。

でも、3月に万願寺甘とうがらしの植え付けの前に使いたいので
60日で使います^^

もみ殻堆肥切り返し

VS34を使ったもみ殻堆肥の仕込みから20日経ちました。

今日は1回目の切り返しです。


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今、積んである堆肥の隣に、コンパネで新しく囲いを作り
堆肥を移していきます。

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積んである堆肥を崩してみると、まだ温かい部分から湯気が上がります。
冷えている部分は色が変わり、仕込んだ際の水分が消費されて
乾いています。
乾いているもみ殻には水をかけながら積んでいきます。

前回はもみ殻の重みで、囲いが外に倒れてきてしまったので
今回はしっかりと杭を打ち込みました。

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毎度のことですが、1回目の切り返しのあとは
もみ殻がこんな風に山盛りになります。
積むのに一苦労です。

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ビニールシートを被せたら、風で飛ばないように重りをつけて
1回目の切り返しは終了です。
ビニールシート、ボロボロですね。

次は2~30日後に切り返します。年末です。
雪が降らないといいなぁ。
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