前回の記事の続きです。

ご無沙汰しております


梅雨時期と8月の長雨で病気が多発したビニールハウスでの
トマト栽培ですが、
気になりつつもタイミングが合わずにやれなかった
「太陽熱土壌消毒」を行いました。


「太陽熱土壌消毒」は、病気の元になる菌や土に潜む虫や草の種を退治したり
土の中の肥料分や繊維を栄養にする微生物を一気に増やしたり
といった効果があります。


農家さんによってやり方は様々ですが
今回は自分が試したやり方を記録しておきます。
なにぶんビニールハウスでは行うのは初めてなので、
そこは違うんじゃない?という部分もあると思いますが
ひとつの例として読んでください。

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こちらのビニールハウスは約3アールです。

用意したものは
・米ぬか 約90㎏
・菜種油粕 60㎏
・かきがら石灰 30㎏
土壌の微生物を増やして団粒化を促進するために、
バーク堆肥や稲わらなどの繊維質を一緒に鋤き込むのも
良いと思います。
今回はビニールハウス内のトマトと草を自走式の草刈り機で
細かくして鋤き込みました。


鋤き込みが終わったら、水を撒きます。

水を土の深部まで浸透させる必要があるので
露地でしたら雨が降った後
潅水設備があるビニールハウスなら10時間程度潅水する方もいます。
私は6時間潅水しました。


2日後、長靴に湿った土がつかなくなったら
透明のマルチを掛けていきます。

ビニールハウスを張替えた後の使用済みビニールを使う方もいますが、
ひとりで作業するには重いので
私は幅180㎝、長さ200m、厚み0.03mmの透明マルチを2本使いました。
0.02の方が軽いのですが、何度か使いたかったので
厚みのあるものにしています。
0.05mmのものもありますが、少し重いと思います。


透明マルチを広げる際、足跡が付くのはいいの?
と思う人もいると思います。
本当はフラットなままの土にかけるほうがいいのですが
そこまで気にしなくてもよいかと。


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しばらくするとビニールが曇ってきます。
同時に熱もかなり上がってきます。

放置する期間は2週間から1か月ほどと言われていますが
ビニールハウス内だと結構独特のにおいがしてくるので
そのにおいがなくなるまで放置する人もいるようです。


どぶ臭いにおい、と表現する人もいますが
自分の感覚ではどぶというより、なんとも形容しがたいにおいがしました。
ん~、いいにおいではないですね。