関東甲信、東海、北陸、東北南部が梅雨入りしました。

僕の住んでいる京都はまだ梅雨入りしていませんが、
今日明日は雨の予報なので
いつ梅雨入りするかもわかりません。

田植えが忙しくて、遅れている仕事もたくさんあるので
できればもう1週間ほど遅くなってくれないか、と
ひとり願っています。

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トマトを栽培して、もう何年にもなりますが
有機質肥料で作ると毎年難しさを感じます。

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おかげさまで、味は安定してきましたが
トマトは肥料の感度が大きいため、元肥をやりすぎると
木が暴れますし
最悪、実がつかないこともあります。

また、潅水や追肥のタイミングも難しいです。
水を与えずに甘く育てる方法もありますが
水気を切るとミネラル分が吸収しにくくなり
尻腐れ果が多発する場合もあります。

それから、僕はよくこれを起こしてしまいます。

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ガク枯れ、といいます。

木が元気すぎる、また樹勢が弱い場合、木と実(花)で栄養を奪い合ってしまい
結果、花に栄養が行かないとこうなります。

ガク枯れになると着果せず、落ちることもあります。

その他の理由は、萎れ、高温、低温、肥料不足、樹勢の低下など
いろんな要因があり、それが難しさの原因でもあります。

初夏は気温が極端に高くなる日や、急に日焼けするような晴天の日があり
それまでの気温や天気に合わせて潅水量が少なかったりすると
特にビニールハウス内では多発する印象です(水分不足)

対策としては、樹勢を強くし過ぎない
根を深く張らせる、気温が高い日が続く場合は少量多潅水を心がける、
葉面散布をするなどです。


また、早い時期から発生する生理障害に尻腐れがありますが
対策のひとつに「葉切り」があります。

葉切り、とは、葉に栄養が取られないようにすることです。
もちろん、光合成に葉は重要なのですが
根から吸い上げられて葉に取られた栄養は
その後に実に行くことはないので
葉に行き過ぎないように葉先を切ってしまうんですね。

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トマトに対して反対側にある葉を切ります。

昨年より早めに葉切りをしたので
この後、尻腐れを起こさないといいんですが
要観察です。