父が、しいたけの原木(種菌打ち込み済み)をもらってきました。

原木しいたけ、母がずっと前からやりたいやりたいと言っていたのですが
手間がかかる(やりたいといっても結局準備をするのは僕になる)ので
手を付けなかったのです。

もらってきたとなれば話は別なので、がんばって栽培してみます。

しいたけには、原木でそだてるものと、菌床で育てるものがあります。
原木栽培は、文字通り原木(クヌギ、コナラ、ミズナラ、カシ、シイ)の木に
菌を植え付けるもの
菌床栽培は、おがくずなどの木質に米ぬかなどの栄養源を混ぜ込み
菌を育てるもの、です。

原木栽培の方が手間がかかり重労働ですが、
菌床栽培のものより香りや味が良いと言われます。
菌床栽培は、収量が多く、また菌床が軽いため
施設内で大量に育てられる利点があります。

もらった原木は、庭のブロック塀に立てかけ、
上から遮光をすることにしました。

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もらってから4日ほどで菌が膨らみだし、
1週間を待たずにこれくらいの大きさになりました。

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形がいろいろなのですが、
分厚くころんとした丸みのあるものと

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平べったく薄めのものがあるようです。
これは品種の差か、環境の差か…

置いてからすぐにしいたけができたので、
割と簡単にできる?と思いがちですが
調べてみると、ここまでくるまでには
菌を打ち込んでから1~2か月の仮伏せ(保温、保湿)
その後、本伏せと天地返し(原木の組み直し、通気、散水)
しいたけ菌が原木にまわり、発生する準備ができるまで
250~300日、
原木に打刺激を与えた後、6~12時間冷水に浸し
涼しい場所で2~3日保管するとしいたけの芽が発生し、
ハウスや山に移動、展開後、1週間ほどで
収穫できるようになるそうです。
(しいたけブラザース様のサイトを拝見しました)

美味しいものは、手間がかかりますね。