昨日思ったこと。
目の前に欲しいものがあって、それが、置いてあるのか捨ててあるのかわからない場合、
とりあえず、近くの家に声をかけてみてください。
そうすれば、誰の持ち物か、それが置いてあるのか捨ててあるのかが
わかる場合もあります。
持ち主がわかったら、もらえるか聞いてみてください。
了解をもらったうえで、持って帰ってください。
たくさんあるから、というのは、勝手に持って行っていい理由にはなりませんから。
というわけで、冒頭から脱線しましたが
ビニールハウスのパサパサの土をなんとかしなければいけないので
今回は多少お金もかけて、土壌改良です。
微生物資材の、カルス NC-Rを使います。
嫌気性微生物を中心とした微生物資材で、
生の資材も、土の中で醗酵、分解し、土壌改良します。
今回使ったのは、
ココピート(ココナッツの殻) 5袋(1袋200リットル)
生のもみ殻 80キロ
米ぬか 12キロ
カルス NC-R 3キロ
硫安 4キロ
すべて1aあたりです。
有機栽培の場合、化学肥料はご法度です。
特に有機JASの認定を受けていると、使用できません。
うちは認定は受けていませんが、有機質肥料で育てているので
硫安の使用は迷いました。
ですが、今回は
・もみ殻を使いたかったこと
・最初からアレンジするのではなく、最初は使用方法に沿った使い方をした方が
効果が高いと考えたこと
から、硫安を使用しました。
硫安は、チッソ資材です。
野菜に施用する場合、特に葉物野菜だと大きく元気に育ちます。
同時に、チッソは炭素率の高い資材を微生物が分解するための
餌にもなります。
今回は、野菜に効かせるためのチッソではなく、微生物の餌としてチッソを使用しました。
とはいっても、施用したことにかわりはないので、
今回、ビニールハウスで作る野菜は完全有機の圃場で作ったわけでは
なくなります。
資材をすべて撒くと、こんな風になります。
前作の万願寺の残渣も、細かくして鋤き込みました。
今まで、もみ殻を入れるときはもっとジャンジャン入れていたので
この量で大丈夫?少なくない?と不安になりますが
これくらいでいいようです。
トラクターで耕して、1週間~3週間置きます。
その間に、微生物が増殖し、土壌を改良していきます。
ちなみに、残渣の分解には1~2か月、もみ殻の分解には6~10か月かかるようです。
効果が出るのは、圃場の状態によるので、すぐにとはいかないようですが
病気に負けないおいしい野菜を作るために、微生物さんがんばって!
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