この度、太陽熱土壌消毒を終えました。

50mのマルチを4本分片付けるのは骨が折れました…

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マルチを片付けている際、カエルや虫、カニなどの死体があり
心の中で謝りつつ汗だくでマルチを巻き上げました。
汗だくになると汗がお腹まで流れてきて、
パンツの前が濡れておしっこ漏らしたみたいになるんですよね…

近くで見ると、土はこのような状態になっています。

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露地で太陽熱土壌消毒を行うと、大抵は土がふかふかになります。
うちのビニールハウスの場合、もともとが田んぼで
腐植がまだ足りないのでひび割れができています。

この状態では種や苗の植え付けがしにくいので、
管理機で浅く耕しました。

その際に感じたのは、ビニールハウス内の縁(パイプに近い部分)のほうが
土が団粒化しているということです。

ビニールハウスは外の環境を遮断しているようでいて、実は
外側からの雨水が土を通じて内側に染み込んできます。
それを防ぐために、ハウス周りに明渠暗渠を掘る方もいますが
うちでは掘っていません。

なので、ビニールハウスの縁の土は湿っていて、中央ほど乾いている状態に
なるのですが
乾燥は微生物にとっては住みにくい環境になるんですね。
そのせいで、太陽熱土壌消毒後のビニールハウスは
真ん中はひび割れ、縁はふかふかになったと思われます。

今まで、土の微生物を生かすには?をいろいろと考えていたんですが
乾燥させないことも大切だと、今回の太陽熱土壌消毒で気づきました。


そういえば、ある農家さんは、土の中の微生物を生かすために
冬でもビニールハウス内に潅水をするって言ってたな…
こういうことだったんですね。