有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2021年09月

秋じゃがの土寄せ

9月上旬に植えた秋じゃがですが、順調に育っています。

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昨年までは、デジマとニシユタカを植えていたのですが
今年はニシユタカのみにしました。
デジマよりも収量が見込め、春植えもできるのが決め手です。
ただ、保存性は他の有名品種に比べ少し劣るようです。

元肥として、油粕、草木灰、骨粉を入れています。

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今日は稲刈りの合間をぬって土寄せをしました。
種イモを買ったお店が違ったので、生育に差が出ています。
画面左の成長に比べ、真ん中と右は遅いです。

元肥の草木灰はまだ土に残っていると思いますが
今後、芋が成長するために追肥として
油粕と骨粉、魚粉で作ったボカシと草木灰を少量入れました。

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じゃがいもの生育適温は15~20℃、芋の形成には昼間20℃、
夜間14℃付近が適温だそうです。
どおりで春に植えるじゃがいもに比べ、秋に植えるじゃがいもは
大きなものが多いはずです。
北海道が終了の7割を超えるのもうなづけます。

ビニールハウスで初めての太陽熱土壌消毒

前回の記事の続きです。

ご無沙汰しております


梅雨時期と8月の長雨で病気が多発したビニールハウスでの
トマト栽培ですが、
気になりつつもタイミングが合わずにやれなかった
「太陽熱土壌消毒」を行いました。


「太陽熱土壌消毒」は、病気の元になる菌や土に潜む虫や草の種を退治したり
土の中の肥料分や繊維を栄養にする微生物を一気に増やしたり
といった効果があります。


農家さんによってやり方は様々ですが
今回は自分が試したやり方を記録しておきます。
なにぶんビニールハウスでは行うのは初めてなので、
そこは違うんじゃない?という部分もあると思いますが
ひとつの例として読んでください。

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こちらのビニールハウスは約3アールです。

用意したものは
・米ぬか 約90㎏
・菜種油粕 60㎏
・かきがら石灰 30㎏
土壌の微生物を増やして団粒化を促進するために、
バーク堆肥や稲わらなどの繊維質を一緒に鋤き込むのも
良いと思います。
今回はビニールハウス内のトマトと草を自走式の草刈り機で
細かくして鋤き込みました。


鋤き込みが終わったら、水を撒きます。

水を土の深部まで浸透させる必要があるので
露地でしたら雨が降った後
潅水設備があるビニールハウスなら10時間程度潅水する方もいます。
私は6時間潅水しました。


2日後、長靴に湿った土がつかなくなったら
透明のマルチを掛けていきます。

ビニールハウスを張替えた後の使用済みビニールを使う方もいますが、
ひとりで作業するには重いので
私は幅180㎝、長さ200m、厚み0.03mmの透明マルチを2本使いました。
0.02の方が軽いのですが、何度か使いたかったので
厚みのあるものにしています。
0.05mmのものもありますが、少し重いと思います。


透明マルチを広げる際、足跡が付くのはいいの?
と思う人もいると思います。
本当はフラットなままの土にかけるほうがいいのですが
そこまで気にしなくてもよいかと。


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しばらくするとビニールが曇ってきます。
同時に熱もかなり上がってきます。

放置する期間は2週間から1か月ほどと言われていますが
ビニールハウス内だと結構独特のにおいがしてくるので
そのにおいがなくなるまで放置する人もいるようです。


どぶ臭いにおい、と表現する人もいますが
自分の感覚ではどぶというより、なんとも形容しがたいにおいがしました。
ん~、いいにおいではないですね。

ご無沙汰しております

しばらくぶりの更新になります。

更新が滞っているときは、だいたい次の理由です。
・忙しくて写真を撮る気持ちになれない(汗だくになる夏は畑にカメラを持っていくのを
忘れがちになります)
・栽培がうまくいっていなくてブログを書く気持ちになれない
あとはブログに書くような進捗がないときでしょうか。

今回は2番目、うまくいっていないほうの理由です。

8月に入ってすぐ、3週間にわたり雨と曇りの日が続きました。

畑では湿気で病気が多発し、きゅうりやトマトに被害が出てしまいました。

特にビニールハウスのトマトには「灰色カビ病」「すすかび病」「斑点細菌病」が発生し
花芽は大きくなる前に黒くなり消えてしまいました。

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こちらはまだ元気だったころのトマトです。
ここからしばらくして病気が蔓延します。

病気の原因は高温と多湿です。
病気にかからないようにするには
・雨の日に跳ねた土が葉の裏につかないよう、マルチや敷き藁をする
・病気に負けないように丈夫な枝葉に育てる(窒素を与えすぎない)
・土に潜むカビなどの細菌を太陽熱土壌消毒で殺菌する
・高畝にしたり明渠暗渠を掘る、またソルゴーやギニアグラスなどの緑肥の根で
耕盤を破砕し、水はけをよくする
などの方法があります。

ビニールハウスの場合、湿気が溜まりやすくカビの温床になりがちなので
今回は太陽熱消毒を行うことにしました。
先日、ビニールをかけましたのでまたブログに書きます。

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