有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2021年05月

じゃがいもの土寄せ2回目

今年は早めに梅雨入りしましたね。
梅雨に入ったばかりのころは、合羽を着て田植えをすることに
ならなければいいな、と思っていましたが
どうやら杞憂になりそうです。

田植えは雨の合間をぬって猛スピードで丁寧に進めています。
この頃は午前中に田植え、午後から野菜のスケジュールです。

今日は2回目のじゃがいもの土寄せをしました。

DSCF1242


何度か雨が降って土が少し締まっていたので
追肥のついでに管理機をかけました。

霜を避けるために少しだけ植えるのを遅くしたので
まだ小さ目ですが、ちらほらと花が咲き始めました。
じゃがいもの2回目の土寄せは花が咲いたタイミングでしています。

じゃがいもの元肥や追肥ですが、人によっていろいろですね。
うちは有機質肥料で育てていますが、
鶏糞だけで育てる人、牛糞だけで十分という人、
草木灰を使う人、
また肥料の入れ方も全層鋤き込みや、
じゃがいもとじゃがいもの間に鶏糞を移植ごてでひとすくい置いて
一緒に埋め戻す人(以前やってました)
それぞれやり方は違っても結果が出ているのは面白いなと感じます。

DSCF1243

長い畝の土寄せの場合、うちでは管理機の片方の爪を外して
もう片方を逆転に付け替え、管理機を逆転運転して土寄せをしています。
これだとすごく楽で早く終わるんですが、葉が埋まってしまうことも多く
やはり鍬での土寄せの方が丁寧な仕事ができるなぁと改めて感じます。



玉ねぎ栽培が失敗するときの原因と対策

今年の玉ねぎ栽培はどうやら失敗でした。

DSCF1229


気温が上がり始める頃には、小さいながらもこれからの成長を感じさせる
青々とした苗だったんですが、
追肥をしても色が薄くなっていき、あまり玉ねぎが太らないまま
枯れてきてしまいました。

ちなみにですが、少し離れた畑に植えていた玉ねぎは
収穫間近でも元気です。


DSCF1232

どうしてこんなに差が出たのか、来年の収穫で失敗しないよう
原因を考えてみました。
玉ねぎが黄色くなった、大きくならない、枯れてしまったなどで
お悩みの方の参考にもなると思います。


①肥料が足りない
うちは有機質肥料主体で栽培をしているんですが
有機質肥料は効き始めが遅い+肥効が緩やかで、じわじわ吸収されていきます。
玉ねぎは収穫までに7か月程度かかる野菜です。
肥切れを防ぐために植え付け1週間後と年明け2月と3月の計3回の追肥をしますが
有機質肥料は寒いと微生物の働きが弱くなり効きが悪くなるため、
このように肥切れを起こすことがあります。


②肥料のバランスが悪い
微量のミネラルを含め「窒素、リン酸、カリウム」の三要素は
化成肥料や有機肥料など施肥によって野菜を育てる方法では
基本の考え方になりますが、
どの野菜にもこれらの三要素をバランスよく施肥する必要があります。
例えば人参などの根の部分が成長する野菜でも
「根肥」といわれるカリウムだけを与えればいいわけではありません。
うちの場合はカリウムが少なかったです。


③土の状態が悪い
絶対にふかふかの土がよい、というわけではありませんが
土に含まれる空気が少ない状態はやはり良くないようです。
草などの根を抜かずそのままにしておく方法や
堆肥や枯れ草、籾殻などで改良する方法があります。
土に繊維質のものを入れておくことで微生物が増える効果もありますが
腐敗したものや水分の多いものは入れないほうがいいともいわれます。

DSCF1229

失敗した畑の場合、①と②が原因のように思います。
暖かい時期と同じ考えで施肥したこと、
追肥にも有機質のもの(効きが早いボカシ肥料)を使ったのですが
マルチをしていたこともあり足りなかったようです。


DSCF1232


こちらの畑には、元肥にこの頃はあまり使っていなかった鶏糞を使っていました。
春になってから勢いよく葉が伸び始めたのですが
普段から使っている油粕や魚粉に比べると鶏糞は窒素、リン酸、カリのバランスがよく
カルシウムも含まれるため、玉ねぎの成長にも良かったようです。
(油粕や魚粉はカリがほとんど含まれないので、草木灰を足すと良い)






SUNBELLEX 草木灰(2.5kg)【SUNBELLEX】
SUNBELLEX 草木灰(2.5kg)【SUNBELLEX】


マルチをしていたこともあり、雨で流亡しなかった成分が、
春に気温が上がり微生物の動きが活発になったことで分解され
追肥的に玉ねぎに吸収されたところも大きいかなと感じています。

結論としては、玉ねぎの栽培では
畑の状態をよくしておくことは基本として、
元肥はバランスよく、寒い時期の微生物の動くが鈍ることも考慮して
多少しっかり目に入れてもいいのかなと思います。

じゃがいもの土寄せ

5月に入り、地元でも田植えが始まりました。

うちも田植えと代掻きに追われています。
半日は田植え、半日は農作業の毎日です。

今日は4月に植えたじゃがいもの土寄せです。

DSCF1226

今年のじゃがいもは40メートルほどの畝2列です。
ここは元田んぼで水はけが悪いので、マルチ栽培にすると
じゃがいもが蒸れてしまいます。
なので土寄せする従来通りの栽培方法にしています。

作っておいた燻炭ボカシをぱらぱらっと撒いてから土寄せしていきます。

ぱらぱらっととはどのくらいなのか、人によりますが
ご飯にゴマ塩をふりかけるくらいという人もいます。

DSCF1227

堆肥やボカシを長く使って、微生物群が豊富になっている土の場合は
使用するボカシの量も少なくて済むようです。
堆肥を使っていなかったり、化学肥料中心の野菜作りをしている畑で土がやせている場合は
ボカシを初めは多めに撒いた方がいいように感じます。

ちなみにうちはボカシの種菌にコーランネオを使っています。




【即日出荷】香蘭産業 コーランネオ 有機物腐熱促進剤 1kg【お一人様10個まで】
【即日出荷】香蘭産業 コーランネオ 有機物腐熱促進剤 1kg【お一人様10個まで】

種菌に納豆や畑の土を使ったり、ボカシを種菌にして
新たにボカシを作る方もいるので
お財布と相談して選ぶといいと思います。


DSCF1228

畝が長いと一気にできていいですね。

あともう一度土寄せする予定です。

トマトの茎がなにかに齧られた?


先日のブログに載せたつるなしいんげん


DSCF1207

どんどん伸びてきました。

DSCF1219

どうやら背丈60センチ程度にはなるようで
誘引紐を追加しています。
そして、つるなしいんげんと思っていたのですが
つるなしエンドウも混ざっていました。

DSCF1220

こちらはトマトです。
今年は真ん中の畝をやめて、トマト以外の野菜にしたので
とても通気がよく、作業もしやすくなりました。

作業中に気づいたのですが、トマトの葉や茎にかじられた跡があります。

DSCF1223

DSCF1224

中には成長点をかじられたり、花をかじられたものもあります。
かじったであろう虫は見当たりません。

調べてみたところ、どうやらダンゴムシだそうです。

普段は枯れ葉を食べているイメージだったので
まさかダンゴムシが犯人とは思いませんでした。
綺麗に片付けたビニールハウスの中には食べ物がなく
植え付けたトマトの苗をかじったようです。

ダンゴムシ用の農薬もありますが、天然素材(ニーム)を使った
虫よけもあります。

天然虫除け粉 500g【安心】【天然成分】【トヨチュー】
天然虫除け粉 500g【安心】【天然成分】【トヨチュー】




  • ライブドアブログ