以前の記事にも書きましたが、今年は農園の
猿による食害がかなり深刻です。

早朝や日の高いうちに群れや単独で来て
玉ねぎ、エンドウ豆、きゅうり、なす、オクラ
根こそぎ食べてしまいます。

昨年は、防鳥ネットを畑の天井部分に張ることで
被害が抑えられていたんですが
今年はネットを破ることを覚えたようです。

売り物がすっかりなくなるほどの被害になり
これはさすがに今までのやり方では生ぬるいと
お金はかかりますが、対策に本腰を入れることにしました。

ネットで検索をし、これがいいんじゃないかと思ったのが
「おじろ用心棒」という猿対策の電柵です。

こちらは、兵庫県香美町で考案された
猿対策の電柵設置方法です。

柵を設置する際、ポールや棒を立てることは必須ですが
猿はこのポールや棒を登って、畑に侵入します。

そのポールや棒にまで電気が流れるようにし、
猿の侵入経路を徹底的になくしました。


こちらが、末松電子製作所様の「おじろ用心棒」です。
http://www.getter.co.jp/product_info30_2.html

そして、こちらがおじろ用心棒を低コスト型にアレンジした
さともん獣害対策情報様の「低コストおじろ用心棒」です。
http://satomonsteps.blogspot.com/2018/09/blog-post.html



うちの「おじろ用心棒」です。

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今回は、パイプにアルミテープを貼り、直接電柵線(コード)を巻くことで
コスト削減をしました。

DSCF1035

電柵線は、メッシュ柵のトップから
5センチ、10センチ、15センチ、15センチの
4段にするのがポイントです。

DSCF1032

アースは、必ずピン同士を1メートル程度の間隔で
トップまで地面に打ち込みます。
こうすることで、電気さく本器の本領発揮です。

そして、出力コードを電柵線に
アース棒とは別にアース線を接続し、
メッシュに巻き付けます。

こうすることで、メッシュを登った猿が
電柵線、パイプに触れることで感電するわけです。


実は、うちには貰い物の電池式電気さく本器があります。
数年前に使ってみたのですが
説明書もないまま、簡単な口述で設置したため
「刺激は来るけど、ちょっと驚くくらい」の電気刺激で
この程度のものだと思っていたんですね。

それが今回、きちんと説明書通りに設置し
「刺激は来るけど、ちょっと驚くくらい」だろうと
何気なくパイプを触ってみたところ


「ビリッ!!!!!」


っと、手から腕を通して胸にまで届くくらいの衝撃で
思わず尻もちをついてしまいました。

これには動物も驚くと思います。

電気の確認には、専用のテスターを
使ってくださいね。
直で触ると危ないです。


電柵の設置についての情報なのですが

そもそも、電柵は
電気ショックによる痛みと、電柵への恐怖心を持たせるためのものです。

なので、電柵線には常に電気を流した状態にしておいてください。
(動物が昼だけ、夜だけくる場合には、その時間帯には必ず流しておく)
電気の流れていない電柵線に動物が触れると
「この線に触れても安全なんだ」と学習してしまい
次に電気を流した状態にしても侵入することがあるそうです。