有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2018年03月

もみ殻堆肥切り返し

水稲をたくさんしていると、もみ殻もたくさん出ます。

そのまま畑に入れるやり方もありますが、
うちではもみ殻堆肥を作っています。

堆肥は土づくりに使われますが、その理由は
物理性の改善
科学性の改善
生物性の改善です。

物理性の改善は、団粒化を促進し、通気性、水はけ、保水力を
良くします。
根の発達を促し、養分や水分の吸収を促します。

科学性の改善は、土の保肥力を大きくします。
また、堆肥に含まれる微量要素が肥料に足りない成分を補います。

生物性の改善は、堆肥が微生物の餌になることで
土壌生物が多様化し、これにより土壌養分の供給力が向上します。

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仕込んでおいたもみ殻堆肥です。一回目の切り返しをします。
好気性の微生物で作るので、切り返しで空気を含ませます。

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組んでおいた囲いの隣に、切り返す堆肥を積む囲いを作り、
混ぜながら移していきます。
まだ一回目の切り返しなので、菌が回っているところと
そうでないところが混ざっています。
においもまだ堆肥って感じではないですね。

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途中までは、自分も囲いの中に入って堆肥を移すのですが、
いっぱいになってくると足場がなくなりますし、
真ん中に仕切りの板を置くため、
ここからは外から堆肥を入れていきます。

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移す前よりカサが増してます。
これは増えてるのではなく、最初の仕込みでは大量の水をかけながら
仕込むので
重さで沈んでいるんです。
移した後は、もみ殻の間に空気が入るので、カサが増します。
エアインチョコレートみたいな感じです。

再び、ブルーシートをかけて20日後の切り返しまで
寝かせます。

畑堀り返し

3月に入り、暖かい日が増えてきました。

日の入りも遅くなり、日差しも冬とは変わってきたせいか
畑のキャベツや玉ねぎも、急にシャキッとしてきました。
畑の準備も始める時期です。

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普段は、なにも作っていない畑にマルチを掛けておくことはしないんですが
年配の農業者の中には、野菜の収穫後にマルチを掛けなおし、
次の植え付けまで草をはやさないようにしている方もいます。

こうしておくと、雪や雨の影響を受けないので、
マルチをはがすと土が柔らかく、植え付けの準備がとても楽になる利点があるので
今回は真似をしてみました。

マルチをはがし、もみ殻堆肥を鍬で鋤き込んでから、また戻します。
数日休ませてから、肥料を入れる予定です。

DSCF1577

こちらの畑は、マルチを掛けていなかったのですが
土が湿っているのでショベルもすんなり入ります。
草が生えだしたため、土をひっくり返して
堆肥ごと草を土の中に閉じ込めています。

野菜の根張りや、水はけの改善のために
プラソイラを使うやり方もあるのですが
うちにはプラソイラがないので、狭い畑ではショベルを使って
土に空気を入れています。

土に空気というと、あまりピンときませんが
非常に細かい隙間、と考えてもらえばいいかと思います。
微生物の中には、空気を好むものもいて
土に空気を入れることで活発になり、肥料や堆肥の分解が進んだり
また、野菜の根にもいいと言われています。

結構疲れますけどね。

DSCF1578

とりあえず、土起こしは終了です。
このあと、改めて肥料を入れようと思います。
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