有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2017年06月

トマトの収穫

蒸し暑い毎日が続いていますが、元気で仕事してます。

今年も、トマトの収穫が始まりました。

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今年はトマトが赤くなるのが遅いと思っていたのですが、
昨年のブログを読むと、1週間程度の遅れですね。
もっと遅いかと思ったのですが、さほど変わらないかも。
5月、6月の夜の気温がかなり低い日が続いてたせいかもしれません。

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今年のトマトですが、一番果なのでまだ味にかなりばらつきがあります。
水を切り気味にしたので、味が濃いのがあったり、でも水っぽいのがあったり。
この後、2番花、3番花になるごとに味もよくなっていきます。

それから、今年も尻ぐされトマトが出ました。

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奥のトマトが尻ぐされです。
病気、ではなく、土のミネラルを吸収できなかった時に起きます。
実は、食べてみると味が濃くておいしいのがこのトマト。

尻ぐされの原因としては、
気温や日差し、水分を切ったことによる土の過乾燥、
土壌の保肥力の低下、苦土不足によるもの。
んー、うちのビニールハウスの土にすべて当てはまるかも。

トマトは3段花房が咲く辺りで、もっとも肥料と水を必要とします。
この時にあまり水と肥料を入れると、トマトが暴れるのですが、
かといって控えめすぎると、花と幹が栄養を取り合ってしまい
落花したり、トマトのガクが枯れます。

おそらく、水不足でミネラル分を十分に吸収できていないので
与えすぎない程度の水分と、ミネラル分の補給を
次回追肥時から行いたいと思います。

大根と人参の収穫開始

空梅雨ですね。

あまりに雨が降らないので、水やりをしなければいけないのですが
水道やポンプの無い場所にある畑はホースを使って遠くから水を運んだり、
じょうろでやることになるので大変です。

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こちらの畑もそんな場所のひとつです。
植え付けをしてしばらくは、まったく雨が降らず、
その後も少し降ってはずっと晴れ、の繰り返しで
その間に何度か水やりをしていますが
心配しつつの観察をしていました。

そんな畑の大根と人参が、無事に収穫を迎えました。

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こちらは人参です。種が入っていた袋の写真には、
もっとずんぐりした人参が写っていましたが
スリムな出来です。
もみ殻堆肥だけで育ちました。

人参は植え付けてから発芽までの水管理が勝負です。
(発芽するまで乾燥させてはいけない)
この畑のようなゴロゴロの土は、あまり向いていないので
結構な数の人参が発芽しませんでしたが
それでも7割がた発芽してくれました。

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こちらは大根です。こちらももみ殻堆肥だけです。
発芽後、キスジミノハムシに葉に穴をたくさんあけられて
うちの母などはもうあきらめモードだったのですが
大きくなるかもしれないので様子を見ていました。
(ダメだった時のために、間にじゃがいもを植えてました)

太いところで直径8~9cmくらいでしょうか。
この時期の大根としては上出来かと思います。

草取りがんばってくれた、母とご近所さんのおかげです^^

万願寺初出荷と不耕起栽培?

今日から、近畿は梅雨入りです。
またジメジメの季節がやってきました。

梅雨といえば、日本の雨期ですが、5月に雨が少ない年は
空梅雨になる、と言われています。
今年は5月に雨がかなり少なかったので、今年の梅雨は少雨になるかも
しれませんね。
そうなると、夏の水不足がこわい。

3日に一回くらい、ザッと降ってくれてもいいですよ。
で、残りの2日はしっかり晴れてくれると助かります^^

今日は、万願寺甘とうがらしの初出荷のための収穫です。

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今年はマルチをしなかったためか実の成長が遅く、出荷が少し遅れましたが
まずまずの実がついています。

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万願寺は、3本ないし4本立てにします。
3本立てだと、ナスやピーマンと同じですね。
どんどん伸びてくる枝をしっかり誘引しないと、
実の重さで枝が下がって、最悪折れてしまうので、
収穫しつつ、誘引していきます。

まだ小さい幹なので、収穫量はお察しですが、
10月までどんどん収穫していきます。


ところで、今年の冬、ビニールハウスの中にあったキャベツの苗を
ヌートリアが全部食べてしまったのですが、
葉をほとんど食べられて、これはもうだめだ、とビニールハウスの際に投げ捨てたキャベツが
気付けばこんなになっていました。

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葉はびっくりするほど大きくなり、もう少しで収穫できるくらい固くなっています。
正直な話、畑に植え付けたキャベツよりも出来がいいです。

このビニールハウスでは、稲の苗を育てているので水は十分にかかっています。
温度も高く、日差しも十分です。
肥料はやっていませんが、ビニールハウスを建ててから
耕せなかった部分なので、土が締まっておらず、根が伸ばしやすかった分
成長に問題ない環境が整っていたのかもしれません。

あるトマト農家の方が、余った苗をビニールハウスの淵にダメ元で植え付けたところ
とても丈夫に育ち、美味しいトマトが取れたことから
ビニールハウス内を耕すのをやめた、という話もあります。

不耕起栽培には賛否両論ありますが、可能性を感じる出来事でした。
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