有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2017年05月

玉ねぎの収穫第一弾

昨年は、玉ねぎべと病の発生が問題になりました。
特定の地域だけでなく、西日本を中心に広範囲で発生したことも
かなりショックを与えた出来事だったと思います。

とはいえ、うちの畑では出なかったよ?という家もあるかと思うのですが
なにかしらの共通する理由があるんでしょうね。

ちなみにですが、べと病とはカビによるものです。
胞子は100m、強風ではより遠くまで飛散します。
気温が15℃以上、湿度が高い状態が数日続くと
発生する可能性が高まります。

・・・梅雨を迎える時期には、連日そんな気候です。
発生条件は特殊ではないので、発生させないための条件を
整える必要がありますね。

なるべく農薬を使わない、という条件の元ですと
・連作を避ける(べと病の菌は土壌で10年は生きる)
・大きすぎる、小さすぎる苗を植えない(20cm程度)
・植え付ける圃場の排水対策をする(明渠、暗渠、緑肥栽培)

もし、べと病が出てしまったら、罹患した株や葉を圃場の外へ持ち出す。
石灰防除、酢や木酢液を薄めて散布する方法もあるようです。

で、ですね、今年のうちの圃場ですが
今年もべと病が出ました。

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もう、収穫して畑に干していますが
ここの畑の玉ねぎは早めに倒れました。
少しべと病にかかっていますが、
収穫時期(勝手に葉の根元から倒れる)が来るほうが
早かったようです。

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葉が萎れるまで畑で乾かして、収穫。
葉は、5cmほどの長さに切ることで
玉ねぎの中に雑菌が入らず、腐りを防ぐと言われています。

他にも、数千本の玉ねぎが植わっている圃場があるのですが
こちらはべと病にかかりつつも、葉がしっかり立ってがんばっています。
6月に入ると順番に倒れてくるので、そちらの収穫も頑張ります。

トマトの誘引と手ぬぐいの話

最近、手ぬぐいの便利さを再認識しています。

手ぬぐいといえば、おじいちゃんおばあちゃんが頭や首に巻いている印象で
作業着のイメージが強かったのですが
首の後ろの日焼けを防ぐために、家にあった手ぬぐいを
何気なく使ってみました。

タオルを巻くことが多かったのですが、タオルはボリュームがあるので
少し暑かったり、ポケットに入れるにはかさ張ります。

ですが、手ぬぐいは綿の平織りですのでかさ張らず、
首に巻いても暑くありません。
また、速乾性に優れているので、汗や水もすぐに乾きます。
飾ったり、掛けたり敷いたり、包んだりと、用途も様々です。

今は様々な会社が時代に合ったデザインの手ぬぐいを出しているので
ネットで検索すると自分好みの手ぬぐいに出会えると思います。
僕は京都の永楽屋さんで、猫とカエルの2枚を購入しました。

DSCF1326

涼しい日を選んで、トマトの誘引を始めました。

今年はマルチを張らず、水を控えめにし、畝に草を敷いています。
マルチを張らないのは、湿気で病気を出さないようにするためですが
今のところ、成長はゆっくりですが特に問題なく育っています。

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まだまだ小さいですが、実もつき始めました。
大きい物でもピンポン玉くらいです。

DSCF1329

植わっている本数は280本なので、280回のつま先立ちをしました。
小さい苗はまだクリップで挟むこともできないので
竹の支柱で固定したままですが
これから2番、3番の花が咲くごとに大きくなります。

節間を短く育てるのが当面の目標です。

マルチ大麦 てまいらず

畑に、いろいろな野菜が植わってきました。

今日はそのうちのいくつかを紹介します。

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こちらはえんどう豆です。
秋に植え付けをして越冬させる栽培方法が一般的ですが
雪や寒さで消えないよう、春に植える栽培方法を取っているので
まだ小さいですが、日に日に成長しています。
奥には絹さやといんげんが植わっています。

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こちらはきゅうりです。
土が乾燥しすぎないよう、刈り草を敷いています。
きゅうりの大敵はウリバエですが、元肥を多めに入れると
寄ってくるので
元肥は控えめに、成長に合わせて追肥していきます。

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こちらはかぼちゃの畑です。
バターナッツ、鶴首かぼちゃ、ぼっちゃんかぼちゃ、ふつうのかぼちゃが
植わっています。
今は乾燥しているのでまだ草が生えていませんが、
これから雨が増えて気温が上がると一気に生えてきます。
そこで、今年はこちらを使ってみます。

DSCF1324

マルチ大麦 てまいらず




こちらはいわゆる緑肥にカテゴライズされる植物です。
2、30センチていどに成長し、2か月ほどで枯れて倒れます。
そうすることで草を抑制し、刈り草や敷き藁と同じ効果が得られます。

また、根は地下50センチまで達し、排水性を改善します。

緑肥を植えると、刈り取るまでは野菜が植えられませんが
てまいらずなら野菜を植えつつ緑肥も植えられるので便利です。
同じタイプのものに、百万石やマルチムギもあります。
それぞれに成長速度、枯れる速さに特徴があるので、興味のある方は検索してみてください。

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三角ホーで溝を作り、種をぱらぱらまいていきます。
麦は成長すると分げつするため、密に植えるともったいないかもしれません。

このあと、きゅうり、パプリカ、ミニトマト、オクラ、スイカの畝間にも
植えてみました。


第二の囲いと雨避け

黄砂が、飛んでますか?

そういえば、今週頭あたりからやたら喉が渇くというか
喉がひりひりする症状が出ていたんですが
花粉シーズンはもうほぼ終わっているというのに
どうやら再び副鼻腔炎になったようです。

ゴールデンウィークが終わったら、
病院に行ってこようかと思います。

うちの畑は山の近くにあるため、
年に数回、猿の食害にあいます。
山に一番近い畑はワイヤーメッシュと電柵で囲ってあるのですが
その隣の畑も同じように囲いました。

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囲いの中は、九条ネギ、そら豆、人参が植わっています。
ネギ以外は猿の大好物です。
でも、玉ねぎも猿は食べるので、ネギを食べるようになるのも
時間の問題かも。

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左が昨年囲んだ畑、右が今回囲んだ畑です。
左の畑の隣は、すぐ山になってます。

もう、うちの畑はどこもかしこも囲わないと獣害が防げなくなってしまっていて
祖父や祖母が見たらびっくりするでしょうね。

子どもの頃に見た畑には、カラス除け以外に
このような囲いはなかったので
少し違和感があります。

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こちらは、パプリカとミニトマトの畑です。
ミニトマトには昨年まで使っていた雨避けがそのままあったのですが
先日の強風で杭が抜けて曲がってしまったので
新しく雨避けを作りました。
上にビニールを掛ければ完成です。

一番奥にパプリカが植わっています。
パプリカに雨避けは必要ないと思っていたんですが
パプリカはヘタのところに雨水がたまり、
また、色が変わるまで長い時間かかるため、
ヘタの部分から傷んでくることがあるんです。
なので、今年からパプリカにも雨避けをすることにしました。

春になって、こういった設備?もいろいろ作りましたが
露地はとりあえず終了です。
あとは、ビニールハウス内の万願寺あまとうがらしと、
トマトの誘引ですね。
頑張ります。
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