有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2016年09月

芋掘り大会開催 主催私、参加者私

雨ばかりです。
稲刈りの段取りができません。
これは10月までずれ込みそうです。

そんななか、さつまいもの収穫を始めました。
昨年までは稲刈り後に収穫していた気がしますが
今年は少し早めの収穫です。

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まず、収穫がしやすいように草刈りとツル切りから。
綺麗にしておかないと収穫しにくいですからね。

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奥から順番に収穫していきます。

今年はマルチをしなかったので、初めのうちは草取りが大変でした。
ですが、マルチの熱で植え付けたばかりのさつまいもの葉が
枯れなかったので
根付くまでは早かったように思います。

マルチをしていると地温は上がるので、
初期の根付きが多少遅くてもあとから追いつくかもしれませんけどね。

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砂地での収穫のように、ツルを引っ張ると芋がついてくるのが
理想ですが、
土が粘土質なので、スコップや手で掘り出します。

とりあえず、14本の芋づる分のさつまいもを収穫しました。
植え付けの関係で、紫芋ばかりの収穫になり、
普通のさつまいも(鳴門金時や紅あずま)を植えたところまでは
まだ行けてません。

味見を兼ねて、さっそく食べてみたいと思います。

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濡らした新聞にくるんで、グリルで柔らかくなるまで焼きます。
紫芋の焼き芋です。すごい色です。
この色はポリフェノールの一種、アントシアンの色なので、
抗酸化作用があります。
視覚機能改善、緑内障予防、白内障予防、メタボ予防、花粉症予防に
良いと言われてますね。

さつまいもは、収穫後しばらく寝かせることで、甘みが増します。
今回は収穫後すぐに食べてみたのですが
その割には甘みがありました。

ビニールハウスの畑でさつまいもを栽培するのは
今年で3年目になります。
さつまいもは同じところで栽培したほうが
良いものができるといわれます。
3年目にして、効果が出てきたのかもしれません。

まだたくさん残っているので、収穫頑張ります。

緑肥栽培となんだこれ

緑肥栽培、というやり方があります。

これは、栽培する野菜のローテーションの中に
「緑肥」と呼ばれるマメ科やイネ科の植物を組み込み
栽培し、
成長した葉を土に鋤き込むことで痩せた土を改善したり、
深く張らせた根で排水性を改善するものです。

緑肥を栽培している間は野菜を栽培できないので
どのタイミングで栽培するかは季節やローテーションによりますが
今年初めて植えた時には、ちょっとだけもったいないような気もしました。

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ここは、毎年10月に玉ねぎを植えている畑です。
今年の春は、全国的なべと病の大発生がありましたが
ご多分に漏れず、うちの畑でも大発生しました。

今年は植えつけまでに、いろいろな対策をしようと思い
そのひとつとして緑肥(ソルゴー)を植えました。
少し植え付けが遅かったので、どの程度まで成長するかわかりませんが
大きく育ってほしいですね。

そして、この畑に行く途中、見慣れないものが。

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握りこぶしより一回り大きな、きのこでしょうねこれ。
触った感じはふわふわして、マシュマロの様です。

調べてみましたが、「オニフスベ」という食用きのこでした。
特に大きなものは直径50センチを超えるという、
道で見かけると一瞬思考が止まるようなきのこですが
ヨーロッパではスライスしたものをバターで焼いて
パンにはさんで食べるそうです。

ただ、味はほとんどなく、きのこの風味も弱いようで
濃い味付けにしないと箸が進まないかもしれませんね。

ちなみに、食用に向くのはもっと白い幼菌時で
これくらい成熟してしまうと食べられないそうです。
残念><

秋植えじゃがいも

北海道では、4つの台風の接近・上陸により、一か月の雨量が
平年の4倍になったそうです。

お米については、経験上、川の氾濫等で潅水しても
水が引いて稲が立っていれば収穫はできます。
もし稲が倒れていても、全部は無理かもしれませんが
収穫はできます。

ですが、野菜の場合、水に浸かった影響で腐ってしまったり割れたりすると
もう商品として販売できなくなるので
北海道のような大きな産地が被害を受けると
日本中に影響が及びます。

先日のテレビの報道では、じゃがいも、人参は来年の収穫期まで、
玉ねぎについては今年春の、べと病の全国的な発生もあり
数年に及ぶ可能性もあるとのこと。

カレーライスや肉じゃがが、高級料理になってしまう・・・?


じゃがいもは、品種により「春植え」と「秋植え」ができます。
(なかにはどちらでも大丈夫なものもあります)
みなさんおなじみの男爵、メークイン、キタアカリは春植え
ニシユタカ、出島等は秋植えです。
アンデスは、どちらでもいけます。

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今回は、購入した種イモと、昨年の冬に収穫して保存していたものを
植えています。
秋植えのじゃがいもは切らないで植えるので、小さ目の種イモを
そのまま。

普段は植え付けた後、ビニールマルチをかけてそのまま放置しますが
今回は基本に帰って土寄せをするやりかたにしました。

最近、改めて農業の本を読んだりネットで調べていますが
野菜にとって、また土壌微生物(好気性)にとっては
土の中にも空気が入ることが重要だそうで
まだまだ土の硬いうちの畑だと、たまに鍬を入れて
土に空気を送る必要があるかと。
それもあって、今回は土寄せを選択したんですけどね。

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植え付けをした日の夕方からひどい雨が降り、
その後も毎日夕立が来るような天気で、
芋が腐らないか心配だったのですが
無事に芽が出てきました。

ビニールマルチを掛けていたら、中で芋が蒸れていたかもと思うと
ぞっとします><

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もともとが、畑というよりも山を削って家や畑にしているので
小石がゴロゴロ出てきます。

表面の土は雨に打たれ固くなっていますが
その下はまだまだ柔らかい状態を保っていました。

これなら、今からダメになることはなさそうです。

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