有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2016年03月

万願寺甘とうの苗

今年も、万願寺甘とうの苗が届きました。

DSCF0673

今年は予備苗を含めて64本です。
もう少し植えても作業的には大丈夫なのですが、
ビニールハウス内に空きがないので一列分の本数にしています。

万願寺甘とうの紹介をしておきます。

万願寺甘とうは、京都府北部の舞鶴市万願寺地域が発祥の
京野菜です。

見た目は大型のとうがらしで、伏見とうがらしとカリフォルニアワンダーを
交配させて生まれたと言われています。

その大型の実は、「とうがらしの王様」とも呼ばれ、苦味が少なく甘みがあり、
肉厚で食べ応えがあります。

もともとの万願寺甘とうはとうがらしの性質を色濃く残していて、
激辛、と言えるほどの個体もありましたが、
品種改良により、辛みの少ない(またはまったくない)ものになりました。


特に品質や収量が優れている京野菜に対し、京都府が認証する「ブランド京野菜」に指定されており
「万願寺甘とう」の登録商標で出荷されています。

DSCF0675

ここ数年で、万願寺甘とうに似た見た目や名前の野菜が多く出てきましたが
万願寺甘とうと認められるものは、
京都府北部の舞鶴市、福知山市、綾部市で栽培されたもののみです。

お店では、万願寺甘とう、JA京都にのくに、を目印に探してみてくださいね。

うちの農園のおまかせセットでも、夏場のセットには入れていますので
また募集の際にはよろしくお願いします^^

人参の植え付け

冬の間はビニールハウスで育てていた人参ですが
春になったので今度は露地に植えます。

うちの人参は、今までそんなにたくさんは作っていなかったのですが
一昨年から本格的に量を植えるようになりました。
「とても甘くて、それでいて懐かしい香りがする」と好評いただきました。
今年も頑張って育てていきたいと思います。

DSCF0652

今回は、とりあえず3畝使います。
左の畝は、冬の間黒マルチを掛けていた畝、
真ん中と左は、透明マルチを掛けていて草がボーボーになってしまったので
春に耕しなおした畝です。
黒マルチを掛けていた畝は、なにやら乾きにくく、しっとりした感じ。
冬の間に微生物が働いていたのかも知れません。

DSCF0653

種の細かい野菜の植え付けには、種まき機ごんべえが役に立ちます。
このくらいの畝なら3つでも5分かかりません。

DSCF0655

人参は、芽出しまでが難しいと言われています。
種が細かく、乾燥に弱く、また光を必要とするので深植えもできません。

なるべく乾燥しないよう、種を植えた上から踏みます。
これは、土と種を密着させることで乾燥から守る方法です。
もちろん、水やりも大切なので最初にしっかり下の方まで染み込むくらい
かけます。

あ、芽が出たら踏まないでくださいね。

DSCF0657

さらに、乾燥を防ぐために不織布を掛けます。
春は結構乾燥する季節ですから、念には念を入れます。

こうして、芽が出るのを待つわけです。

ですが、これくらいしても2~3割くらいは芽が出ません。
種も生き物ですから、しょうがないですね。

万願寺甘とう定植の準備

夜はマイナスになる日もあるのに、昼間は上着が要らないくらい暖かい日が
続いています。

そろそろ、万願寺甘とうの苗が届く時期になりました。

毎年、苗が届く時期は選べるのですが
うちでは3月下旬にしています。
少し早いかなとは思うのですが、
同じくらいの時期にトマトの苗も届くため
重ならないようにしています。

DSCF0650

先にもみ殻、油粕、微生物資材等を撒いて耕しておいた畑に畝を立て、
潅水チューブを置きます。
少し畝が狭いですが、隣にトマトの畝を2つ作るため、
このくらいが限界です。

DSCF0651

その上にマルチを掛けます。
昨年も使っていたマルチなので汚れているのですが
破れていないうちは使います。

これで、いつ苗が届いても大丈夫です^^

キャベツを移植

数年前から、春にはキャベツの移植をしています。

露地に植えたキャベツの苗を越冬させる場合、
冬に入る前に葉を8枚以上に育ててはいけないと言われています。

春に気温が上がった時、トウ立ちしてしまうからです。
8枚以内に抑えた場合には、トウ立ちせずに成長します。

ですが、うちでは冬の間、ビニールハウスで大きく育てたキャベツの苗を
春に露地に移植して育てています。

DSCF0646

見事にしんなりしていますが、かなり大き目の苗です。

苗を掘る際に根の先が切れるので、新たに根ができるまでは
水やりをしてもしんなりしたままなのですが
数日すると持ち直してきます。
それまでは様子見です。

DSCF0647

春は虫よりも、野菜をついばむ鳥の方が多いので
不織布、防虫ネットで防除します。

といいつつ、もうモンシロチョウがいましたけどね。

パッと取り掛かってサッと植える

いい天気の続かないこの時期は、
冬の気持ちを入れ替える必要があります。

ゆっくりやっていたら、いつ天気が崩れるかわからないので
準備に取り掛かったら植え終わるまでを逆算して
パパッとやるわけです。

一年通してこんな心構えでいければいいのですが
これも盛夏の頃にはだれてしまっていますが…

DSCF0640

春大根と、九条ネギを植えました。

九条ネギは、冬の間にビニールハウスで育てていた苗を
移植します。

DSCF0641

移植するネギがあるのに、
母がまたネギの種を植えたので、
一気に植えずに隣の畝は残しています。

DSCF0643

こちらは春大根です。
寒さ対策に、寒冷紗をかけています。

寒冷紗はベタ掛けで保温と乾燥防止に使ってもいいですし、
このようにトンネル支柱にかけてビニールハウス的に使ってもいいです。

光や水は通し、虫は通さず、保温しても暑くなりすぎない、
なかなかに使えます。
少し破れやすいのが残念なところです。

  • ライブドアブログ