有機栽培で産地直送!わたなべ農園の健康野菜ブログ

めざせ地域一番から日本で一番!鮮度と健康と笑顔を お届けするために、試行錯誤の毎日です!

2015年04月

モロッコいんげんにネットを張る

あまり、店では見かけないかもしれませんね。

モロッコいんげんです。家では略して、モロッコと呼んでます。

12~5センチ程度の大きさに成長する平べったい豆で
鞘ごと食べます。

というより、鞘を食べるような感覚の豆です。

うちは、母が豆が好きなので
割と豆類を植えることが多いですね。

今のところ、いんげん豆、絹さや、エンドウ豆、そら豆、
そしてこのモロッコいんげんの5種類が植わっています。

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豆のツルをネットにはわせる場合、
平面建てや、合掌仕立てにすることもあります。

うちでは、平畝に2列植えるので
このようにゲートのような形になります。

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ゲートの中心に立てた支柱の上下に
ハウスバンド(黒い丈夫な平ヒモ)を張り
ネットを通します。

ネットを通したヒモを、ゲートに乗せたパイプに固定し
完成です。

見た目の割に簡単にできるのですが、
小石が多い畑ですので
杭を打ったり、支柱を突っ込んだりが
かなり大変です。

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まだまだ小さいですが、
この天気が続けばすぐに大きくなるでしょう!

また経過を載せますね。



水稲の種まきマシーン導入

昨年までは、手回し式の種まき機を使っていました。

祖父が購入した、もう何十年も前のものです。

さすがにいろんなところにサビやガタがきて、使いにくくなってきたので
新しい種まき機を購入しました!

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新しい!ハイテク!かっこいい!めっちゃ重いけど(笑)

新しい種まき機の使い方ですが
ベルトコンベアの上にある3つの口に
それぞれ、土、種籾、土の順番で入れて、
ベルトコンベアに空の苗箱を置いてスイッチを入れるだけで
土→水→種→土、の順番に重ねられていき
手前から完成品の苗箱が出てきます。

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ですが、うちでは軽量化のためにマット(育苗期間中に必要な
肥料をしみこませたスポンジのようなもの)を
使用しているので
苗箱の一番下に来る土は、使いません。

土の代わりに、苗箱にマットを入れていきます。

マットをセットした苗箱を

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このようにベルトコンベアの上に置くと

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種籾と土が順番に落ちて、完成品が出てきます。

以前の手回し式の種まき機では
苗箱をベルトコンベアに乗せる役、
種まき機のハンドルを回す役
出てきた苗箱を下す役、の
最低3人が必要だったのですが

この機械を導入したおかげで、2人いれば
作業ができるようになりました。

少ない人数でできるのは、とても魅力です。


その後、完成した苗箱を、ビニールハウスまで運びます。

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運んだ苗箱は、このようにビニールハウスの中に積み上げ、
ダンボールとビニールシートで包み
芽が出るまで保温。

1センチほどの芽が出たら、奥から順番に並べて、緑化します。

うちは、全部で1000箱以上の稲苗を使うので
田植えに使った苗箱に、また同じ作業を繰り返して
新しい稲苗を作ります。

獣&鳥対策

獣による食害は、全国的に深刻な問題になっていますが

山間にある、うちの農園でも被害は深刻です。

元々の原因は、生活の変化で人間が里山(集落近くの山)に入らなくなったことにより
里山の手入れができず
獣の行動範囲が、人間の住むすぐ近くまで広がったことにあります。

私がまだ子供の頃、祖父がお風呂を沸かすための薪を
山に切りに行っていたため
人間を恐れる鹿やイノシシ、猿、アライグマを
身近で見たことはありませんでした。

それが今や、家の近くで見かけるのが普通になってしまいました。


それに加え、うちではカラスの被害も深刻です。

イチゴ、豆、トウモロコシ、なす、きゅうり、トマト…
主に実ものはなんでも食べてしまいます。

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イチゴの畑です。
まだ途中ですが、防獣ネットで覆っています。


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豆の畑です。

トタン、防獣ネット、上はきゅうりネットで防鳥ネット代わりに覆っています。

ここは、昨年までトウモロコシを植えていたので
下からアライグマ、上から猿とカラスに備えて囲っていたので
こんなに厳重になってしまいました。

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左からエンドウ、絹さや、いんげんです。
よく伸びているのはエンドウですが、絹さやが一番に花を咲かせました。

少し離れた地域に住んでいる友人の畑では
トウモロコシの畑に、釣り糸を数本張るだけで
カラスが来なくなるそうなのですが

うちの畑ではここまでしないと、カラスの食害が防げません。

…賢いカラスなのか?

タケノコを収穫&おいしくいただきました

今年も、この季節がやってまいりました。

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タケノコです!

仕事の合間をぬって、裏山で収穫してきました!

春の味覚といえば、山菜はじめいろいろありますが
やはり食べ応えでいえば、これですよね。

毎年見に行ってるんですが、いつもかなりの数を
イノシシに食べられています。
今年も例にもれず、イノシシがかじった跡が
たくさんありました。

そんな中を、2時間ほど探索し、
大きいのや小さいの、太いのや細いの
10本ほど収穫してまいりました!

このタケノコですが、料理をされる方はご存知だと思いますが
多少アクがありますので、アク抜きをしてから調理します。

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アク抜きの方法にはいろいろあるのですが
うちでは精米したあとの糠で煮立てます。

…見た目がちょっと、アレですが(笑)

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アク抜き後、水でアクや糠を流し
食べやすい大きさに切って
ダシ、酒、みりん、しょうゆで薄めに味付け。

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今回は豚肉を入れてます。

香りづけに、山椒の葉を入れて、完成です。
山椒の葉は、盛り付け後でもいいと思います。

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美味しそうですねー。
タケノコの風味にしょうゆの香ばしさがよく合って
ご飯もすすみます。

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もう一品、翌日はタケノコご飯!
写真を撮っていたら、母に、大きなタケノコを次々に乗せられました(笑)

幸せな食卓でした!

人参畑の草取り

人参のタネって、すごく小さくて蒔くの大変ですね。

種まき機はあるのですが、今回は母が蒔いてくれてました。

その人参のタネ、まずまず生えそろったのですが
同時に草も見事に生えそろっていたので
今日はお昼から草取りです。

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人参の芽を傷めないよう、一本一本手で抜いていきます。
手で抜いてますが、手抜きはしません。

根切り鍬もあるのですが、株間にサイズが合わず
使えませんでした。

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これが

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こうなって

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約3時間で、やっと終了です。

これは効率が悪い!

マルチで熱消毒する場合、草のタネも一緒に殺すので
野菜のタネを植えても雑草は生えないそうです。
(耕すとまた生えてくるようですが)

次回、葉物野菜を植えるときに、試してみようと思います。
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